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京都は紅葉のピーク!
東本願寺 御影堂門


こちらは紅葉の似合う男…

今回はなんと沖縄からRMYさんの息子さん”W”くんが参加!
てなことで、席題は「ヤンバルクイナ」(山原水鶏)。
見たことはないのですが、ほとんど飛べないのだそうですね。
探題も出揃い、多彩な句が集まりました。
高得点句は!
返り花音無し鈴鹿サーキット 植田 かつじ 探題:鈴
探題の『鈴』から「鈴鹿サーキット」!「返り花」は狂花とも言い、初冬の季語。『きごさい』によれば「思いがけなく、ニ・三輪咲いたけなげな花に、やがて来る厳しい冬を思いやる。」とあります。コロナ禍でレースの行われなくなったサーキットの小春日に桜でしょうか、花びらが揺れています。次回轟音が響くのはいつのことでしょう。(先日、行われましたね。でも、SDGSの観点からもガソリン車のレースは消えゆく運命にあるのかも知れません)
なで肩の鯛焼食って橋渡る 山口 良臣 探題:鯛焼
「鯛焼」って冬の季語なんですね。そもそも鯛焼に"肩“なんかあるんかい!とツッコミを入れたくなりますね。「なで肩」ならあるかも?!「食って」というぶっきらぼうな物言い、「橋」という何処となくペーソスを誘う場所。何だか昭和の香がいたします。
冬銀河山原水鶏歩き出す 石飛 八代恵 席題:ヤンバルクイナ
進境著しい作者。飛べないヤンバルクイナ。しばらく空を見上げていたのでしょうか。やがて「歩き出す」。美しい星空、凛とした空気。「山原水鶏」と漢字で表記されることで、より具体的な景が浮かびます。山原水鶏に何かを託しているようです。