2022年10月9日第65回句会を行いました

· 句会

法隆寺の興奮さめやらぬまま、句会に突入です。

コロナの水際対策もずいぶん緩和されるようで、京都は忙しいシーズンを迎えそうです。三年ぶりという言葉があちこちで聞かれます。。

さて今回も多彩な顔ぶれが集いました。

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席題は、とろろ汁(秋の季語です)

探題も出そろいました。 

高得点句は!

 

梨切れば竹内まりやが流れ出す   植田 かつじ      席題:梨

これぞTHE俳句です。「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」を踏襲しています。なにも因果関係がない梨と竹内まりや。実際はたまたまラジオから流れてきたんでしょうけど、この強引な措辞が不思議な力を持っています。それに竹内まりやとくれば「September]ですね!        

 

丸窓に男の気配十三夜       はもこ         探題:男の気配

これはまず、探題「男の気配」が面白いですね!出題は前述の植田かつじ氏(今回大活躍です。)丸窓って何となく幸せを感じさせませんか?月のきれいな夜に「男の気配」。あと二夜すれば満ちる少し欠けた月。どんなストーリーが生まれるのでしょう?丸窓に満月ではないところがとてもいいですね!