2023年3月19日第70回句会を行いました

· 句会

お!気が付けば70回!!

そんなことはお構いなしに季節は巡ります。もう白木蓮が満開。桜も咲きだしました!

broken image

さて今回の席題は差し入れのコロッケにちなんで、『揚げ物全般』

多彩な句が出そろいました!

broken image
broken image

高得点句は! 

あ、降ります山木蓮を浴びてきます 高田 留美            探題:あ  

面白い題で、素敵な句が出来上がりました!今の季節にぴったりです。俳句としてもとてもユニーク。この作者の気付きとか、小さな叫び声が聞こえてきそうです。「山木蓮」とはあまり聞きなれない言葉ですが、辛夷のこと。山木蓮の方が俳句としておさまりよく、また何だか全体の景も、のどかな感じになりますね。

 

花粉症雀の涙効くらしい      岡野 直樹            席題:雀  

「雀」だけでは季語になりません。「雀の子」なら春の季語です。こんなところが俳句のむずかしいところ。普通に考えたら「雀の涙」は「ほんのちょっぴり」という意味ですが、このように一つの物質としてみると、新たな世界が見えてきます。俳句ならではですね。