2026年9月20日第110回句会を行いました

· 句会

ようやく秋めいて参りましたが、まだ涼しいというわけには、行きません。それにこのところの大雨も心配です。連休の初日ながら15名もの参加を頂きました。

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さて今月の話題句は!?

満月やオンザロックの透きとほる

清水 順子            探題:月

うちの句会には珍しいきざな句が生まれました。琥珀色のウィスキーと満月がよく合います。月に見とれて時間が経ったのでしょうか、グラスの中がだんだん透きとおってきます。あるいは焼酎のロックかも知れません。きりきり冷えた焼酎を月を肴に流し込みます。

落ちどころ落としどころを知る落葉

水の 洋子            探題:落ちどころ 

言葉のリズムが活きています。「落」「どころ」「し」の繰り返し。「落葉」にはそんな気持ちはないのだけれど、楽しい秋の句ができました。

灯台へ色なき風や花野径

髙山 芳典            探題:色なき風

「色なき風」とは秋の季語。『きごさい』によれば、「秋の風のこと。「色なき」とは、花やかな色や、艶のないこと。久我太政大臣雅実の「物思へば色なき風もなかりけり身にしむ秋の心ならひに」の歌にもとづく。」とあります。「花野」も季語ですから、季重なりですね。「灯台」が効いています。

実家には吉祥草と黒電話

佐々木ひろふみ          探題:吉祥草

「吉祥草」は『きごさい』によれば、「ユリ科キチジョウソウ属の多年草。本州、四国、九州の湿り気のある山地の日陰に自生する。葉は線形で長さ二十センチくらい。根本から叢生する。九月ころ葉の中から十センチほどの花茎を伸ばし淡紅色の花を穂状につける。この花が咲くといいことがあるというので、吉祥草の名がある。」とあります。この花が咲くといいことがあるんですね。「黒電話」との取り合わせが効いています。色目も渋い。実家にはいいことあれと願うばかりです